日時:2020年2月7日(金)
報告者:ほねつぎ五日市 はりきゅう接骨院 打海弘晃部員
1.概要
2019年度4回目、最後の事業所訪問事業は、五日市商工会青年部で長年活躍されている橋本千治部員の創業47年株式会社山陽タオルへ訪問。
株式会社山陽タオルさんは、普段我々がお世話になっているタオル、おしぼりなどのリースや販売を手がけていらっしゃいます。お祭り好き、飲み会付きの五日市商工会青年部とは切っても切れない会社であると同時に、普段から飲食店等で使っているおしぼりがどのようにして洗われて再利用されているのか疑問でしたので、訪問先として希望し、事業所訪問することになりました。
2.工場見学
まずは大洗いの見学から。大洗いとは、扱うタオルなどが100キロ単位の大きな洗い場のことで、おしぼりやタオル、シーツなどを、とても大きな洗濯機や乾燥機で洗って乾かしています。
流れとしては、ベルトコンベアーで運ばれ、洗濯機の中に入ります。洗濯後は乾燥機で乾かし、作業員さんの手で一つひとつたたんで袋詰めされていました。
3.作業過程の注意点
一連の流れにおける注意点としては、以下の点に気をつけておられました。
- おしぼりは大きなゴミを取り除いてから洗い、無菌状態の水を使用して衛生的に保つこと。
- エステ用のタオルなどは、オイルが多量についているため、乾燥機の温度を上げすぎないこと(高温だと着火してしまう可能性があるため)。
- 各施設ごとに袋分けや札分けをして、細かくタオルの管理をすること。
このように、非常に細かく顧客ごとの特性に合わせた管理をされておりました。
事業所訪問した部員の中から「血液が一番汚れとして落ちにくいと思うのですが、どんな汚れが一番落ちにくいですか?」と尋ねたところ、意外な回答が!な、なんと、『タバコの灰』の汚れが一番落ちにくい汚れだそうです!!(喫煙者の皆さん、タオルで落ちた灰を拭くのはご勘弁を(>人<;)笑)
4.総括
タオルをたたむ作業やおしぼりの選別、洗濯機に入れる際の詰まったタオルを押し込む作業などは、全て手作業であり、想定よりも人手が必要なのだと感じました魔。また、4つの事業所に障害者の方や支援員さん、従業員さんなどがいらっしゃるため、人材の管理業務が大変だと感じましたが、橋本部員の人柄もあり、皆さんのびのびと作業に集中されていました。
そんな山陽タオルさんの課題としては、集金が大変であるということでした。特に未払いなどの対応が大変だということです。以前よりはシステム化が進み、自動引き落としやコンビニ払いなどで対応ができるようなったが、今は料金の支払い方法が多様化しているので、柔軟な対応をすることが解決につながると感じました。
最後に現在、おしぼりなどが減って紙のものに変わってきている世の中で、環境問題等にも対応できるタオルの良さを今一度プッシュできると良いです!
※株式会社山陽タオルさんの詳細情報はこちら→株式会社山陽タオルホームページ